本日正式にリリースされたiOSに搭載された新機能「集中モード」。

通知の制限だけでなく、ホーム画面からアプリを消すような機能もあると聞き、ウキウキでアップデートしてきました。
しかし、使ってみると



あれ、この設定はできないんだ。。
といった部分もちらほらありました。
今回は、実際に使ってみてわかった集中モードの良し悪しについてご紹介していきたいと思います。
- 集中モードの設定方法
- どのような場面で集中モードが役に立つか
- 集中モードのイマイチなポイント
集中モードの設定方法
集中モードを使うためには、OSをアップデートする必要があります。
設定アプリを起動 ⇨「一般」⇨「ソフトウェア・アップデート」



私の環境では、アップデートに30分ほどかかりました。
iOSをアップデートすると、アプリが未対応で不具合が発生する可能性もあります。
よく使うアプリで対応しているか気になる方は、事前に公式サイト等で確認しておきましょう。
アップデートが完了すると、設定アプリのトップに表示されます。




デフォルトでは、
- おやすみモード
- 仕事
- パーソナル
- 睡眠
のカスタマイズが可能です。



もちろん自分でも作成可能です。
設定方法はどのモードでも同じなので、今回はカスタムで作成する流れでご紹介していきます。
集中モードの設定 ⇨ 「右上の+マーク」 ⇨ 「カスタム」


通知を許可する連絡先
カスタムで設定を始めると、最初に連絡先からの通知を選ぶ画面になります。


- 連絡先をもとに通知を設定
- 連絡先以外も含めて着信の許可設定
ここでは連絡先アプリに登録されている相手の中で、誰の通知を許可するか設定することが可能です。



私は連絡先アプリをほとんど使用していないので、特に設定はしませんでした。
その下の着信では、連絡先以外も含めて着信を許可するか設定できます。


「誰も許可しない」に設定した場合でも、LINEの通話は通知されました。
通知を許可するApp
続いて、アプリの通知に対して設定を行います。


- アプリ単位で通知の許可設定



ここの設定を重視する方が多いのではないでしょうか!
指定したアプリからの通知だけを許可できるので、「仕事中はTwitterの通知を行わない」等の設定が可能です。
最低限の設定は以上で、ここからホーム画面の設定やモードの切り替えを行います。
集中モード状況


- 通知が届かない旨を相手に伝える
今通知が届かないという状況を相手にお知らせする機能です。



メッセージの受け取り方によっては相手に不快な印象を与えてしまいそうなので注意が必要ですね。
ホーム画面


- 集中モード中に表示できるホーム画面の設定(ページ単位)
- 通知バッジの非表示
ホームに表示するページを制限することができます。
アプリごとに詳細な表示設定を行えるわけではないので、集中モード中に使うアプリとそうでないアプリをページ単位でまとめる必要はあります。



また、通知バッチを非表示にすることもでき、こういった細かい配慮は素敵ですね。
ロック画面


- ロック画面をいつもより暗くする
- 知らされなかった通知を表示 / 非表示
ロック画面を暗くする機能は、使用するとこんな感じになります。(使い道は分かりませんでした。。)





知らされなかった通知を表示は、集中モードの効果が薄れそうだったので私は非表示にしています。
オートメーション


- 時刻で集中モードの時間を管理
- 位置情報を利用し、場所で集中モードのオンオフを管理
- 特定のアプリを起動した際に集中モード発動
上記設定をうまく使えば、ライフスタイルに応じて集中モードを自動で切り替えられます。
以上が設定項目の紹介です。
集中モードの活用例
続いて、集中モードの使いどころについて私が思いついたものを紹介していきます。
出勤時にプライベートな通知を無くす


- プライベートな連絡先からの着信やSNSの通知を許可しない設定にする
- オートメーション機能を使い、職場エリアに到着した際に集中モードをオンにする
こうすることで、勤務先でプライベートの通知がロック画面に現れなくなったり、不要な着信を避けたりすることが可能です。
彼女や奥さんからの通知に気づかずトラブルにならないよう注意しましょう。
テレワークで誘惑を避ける


- 仕事関係の人以外からの通知を許可しない設定にする
- ホーム画面で仕事に使うアプリを一つのページにまとめ、それ以外を非表示にする
- オートメーション機能で定時の時間になったら集中モードをオンにする
テレワークでついついスマホを触ってしまう人は、上記設定で多少制限をかけられると思います。


異性の前で不都合な通知を避ける


- 同性の友達以外の通知を許可しない設定にする



詳しくは語りません。
集中モードのイマイチな点
続いて、集中モードのイマイチと思った点を挙げていきます。
Appライブラリが邪魔
せっかく不要なホーム画面を非表示にして、1ページのみにしてもスワイプするとAppライブラリ画面でアプリが全て表示されています。



横スワイプからの検索で簡単にアプリを起動できるので、Appライブラリは非表示にできるようにしてほしいですね。
また、ホーム画面をしたスワイプ時にでてくる検索窓も同様に表示されます。
スクリーンタイムと統合されていない
集中モードというくらいなら、スクリーンタイムも同じ場所で設定できた方が良いのでは?と思いました。



利用時間のモニター機能は別で良いとしても、せめて使用時間制限はまとめて設定できるとありがたかったですね。
まとめ:うまく使えばモチベ管理に使えるかも
以上、集中モードについてご紹介しました。
改めてまとめると以下の通りです。
- 通知やホーム画面表示の設定が可能な機能
- オートメーション機能を活用するとライフサイクに合わせられる
- かゆいところに手が届かない感はある
- スクリーンタイムと合わせるとより有効的に使えるかも
オートメーション機能やスクリーンタイムも併用すればついついスマホを見てしまう時間を減らす手助けになると思います。
当然どちらの機能も完全に抑制できるわけではないので、結局は各々の意思によりますが、
スマホに依存しないようにするという気持ちが大切な気もします。



ぜひ、うまく使いこなしていきたいですね。
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